スター・ウォーズのビデオは、今までに様々な種類のものが発売されています。それぞれビデオに入っている予告やインタビューなどの違いもありますが、パッケージだけをみても結構楽しいものです。今までに、国内でリリースされたビデオパッケージをまとめてみました。

 

スター・ウォーズ 帝国の逆襲

テレビサイズ / Hi-Fiステレオ
初版リリース / 1984 / \?,???

84年12月にLDとほぼ同時にリリースされた『帝国の逆襲』のビデオ初版。このビデオで初めて『帝国の逆襲』を観た人は、劇場公開当時のファンと同じく『ジェダイの復讐』のビデオリリースまでの長い時を待たなくてはならなかった訳です。

 

スター・ウォーズ ジェダイの復讐

テレビサイズ / Hi-Fiステレオ
初版リリース / 1986 / \19,800

86年3月、待望の三部作完結編として大々的に広告宣伝されてリリースされた『ジェダイの復讐』初版。

紙パッケージ仕様で、8ページほどのハガキの半分ほどの大きさのブックレットが付属。簡単なキャラクター解説などが掲載されていました。『帝国の逆襲』劇場予告と、同じFOX映画『エイリアン』の劇場予告が巻末に収録されています。

スター・ウォーズ / スター・ウォーズ 帝国の逆襲 / スター・ウォーズ ジェダイの復讐

テレビサイズ / Hi-Fiステレオ / 廉価版リリース / 1990 / 各\3,800(税込)

廉価版シリーズ「ベスト・ライブラリ」のラインナップとして再販されたシリーズ。旧三部作のビデオとして最も一般的に普及したバージョン。白いプラスチックケース仕様。

スター・ウォーズ / スター・ウォーズ 帝国の逆襲 / スター・ウォーズ ジェダイの復讐

フォックスビデオ ジャパン株式会社 / 再販リリース / 1994 / テレビサイズ

このシリーズはこれといった商品的な話題はありませんでしたし、翌年にTHX版がリリースされる事となるので、最も短命なシリーズだったといえるでしょう。紙パッケージ仕様で、デザイン的には米国仕様を踏襲しています。特筆すべきは『帝国の逆襲』のパッケージデザイン。時に「風と共に去りぬバージョン」と称されるこのデザイン画は、米国では定番のパッケージデザイン、というか95年のTHX版リリースまでにリリースされた『帝国の逆襲』のLDやビデオは全てこのパッケージでリリースされていました。しかし、国内版でこのデザイン画が採用されたのはこの94年リリース版のみとなっています。

スター・ウォーズ / スター・ウォーズ 帝国の逆襲 / スター・ウォーズ ジェダイの復讐

THX版リリース / 1995 / テレビサイズ、シネスコサイズ、吹替版の3バージョン / 各\2,980

オリジナル版スター・ウォーズ・シリーズ最後のリリース、という触れ込みで発売されまいた。
現存しているコンディションの良いフィルムを丹念に洗浄し、デジタル処理を施してクオリティの高い画質にしたのがこのTHXシリーズ。劣化によって青白くなってしまったフィルム全体を色調補正して、コントラストの効いたメリハリのある画質を復活させた事が話題になりました。

リリース当時、オリジナル版とTHX版の比較画像販促ビデオをプレイしていた店も多かったので、覚えている人も多いと思います。既に特別篇製作に着手していたLFLは、このあたりからブーム再熱を仕掛け始めた訳です。日本では、字幕版(テレビサイズ)、ワイド版(字幕)そして吹替版の3種類がリリースされました。パッケージデザインはSW史を振り返る中でも、最も特異なデザインとなっており好みの別れる所です。3作品まとめて予約すると、予約特典としてメイキングビデオ『メイキング・オブ・サガ』(From STAR WARS to JEDI)が付いてきました。このメイキングビデオの内容は『メイキング・オブ・サガ』と同様ですがパッケージは一新されています。