ポッド・レース場のバンサ

BANTHA
バンサ

主な生息地:タトゥイーン

がっしりとした体型、巨大な四本足、ねじれた角を持つ実に印象深い姿のバンサは、通常荷物の運搬などに用いられる。タトゥイーンを初めとしていくつもの惑星での、種々の天候に適応する能力を持っているが、この生物の原産惑星は未だ謎に包まれている。バンサは草食動物で、タトゥイーンでは生き残るために惑星表面にまばらにしか生えない植物、すなわちくぼみに隠れたり、丁度砂の下に生えているような植物を摂取しなくてはいけない。バンサはその大きな体格のため、体内に大量に蓄積することができ、食物や水分を一ヶ月摂取しなくても、生きのびることができる。バンサは通常ゆっくりとした速度で移動するが、必要が生じた場合は驚くほどの速さで走ることができる。バンサの危険なスタンピード(暴走)は、全銀河で有名な話である。

バンサは一旦飼いならされると、その主人との交流を糧として成長していく。例えばタトゥイーンのサンド・ピープルが自分のバンサに特別な絆を感じるように、バンサの飼い主はバンサに対して、しばしば特別な感情を抱く。

バンサの肉は食用として、毛皮は衣料品として用いられる。その曲がった角は、道具、装飾品、玩具として用いられる。タトゥイーンのような不毛な土地では、無駄は許されない。

 

[ストーリー]

『新たなる希望』:タスケン・レイダーが、ルークたちを襲撃するシーンで、タスケン・レイダーの乗り物として登場しています。タスケン・レイダーが乗用として使用している生物が、バンサです。オビワン宅を訪れたルークはその帰り道、襲撃されたジャワを発見します。その時に、現場から二列のバンサの足跡を発見し、タスケン・レイダーの仕業であると言います。しかし、オビワンはタスケン・レイダーは、自分たちの数を隠すために常に、一列でバンサに乗っているので、そうではないと指摘し、ストームトルーパーの偽装工作であると見破ります。ストームトルーパーは、タスケン・レイダーの習性までは知らなかったというものです。ちょっとしたシーンですが、スター・ウォーズの設定の奥深さを示すシーンです。

『ファントム・メナス』:モス・エスパの町の中で歩いているのが見られます。また、ポッド・レースの場内で、大きなポッドを引っ張っているバンサが見られます

 

[コラム]

熱さと日差しが厳しい砂漠の惑星タトゥイーンでは、バンサは非常に貴重な乗り物として重宝しています。機械が発達したスター・ウォーズの世界で、なぜバンサやデューバックのような動物が重宝されるのでしょうか?またスター・ウォーズの世界では、スピーダーなどの乗り物は、非常に高額なものとして取引されています。機械には故障がともないますが、少なくとも動物は故障しません。そして、スター・ウォーズの重要なテーマの一つが「共生」です。タスケン・レイダーにとってはバンサが、サンド・トルーパーにとってはデューバックが、グンガン族にとってはイオピーが重要な乗り物として登場しています。動物と人間の協力、共生関係は、スター・ウォーズの中で繰り返し登場しています。

 
 

デューバックを駆るサンド・トルーパー

DEWBACK
デューバック

主な生息地:タトゥイーン

デューバックは惑星タトゥイーン原産の、大なきな四本足の爬虫類で、しばしば厳しい荒地で観察される。デューバックは不毛の地においても、何とか生き延びる手段を見つけ出す。例えば、力強い四本足で、岩をひっくり返して、そこに生えている、とても食べられないような苔をはがして食べたりする。しかし、一度飼いならされると、一匹でも生きていくことができるようになる。デューバックは外敵をほとんど怖れないために、ほとんどのデューバックは長生きする。典型的な寿命は、数十年に及ぶ。デューバックは極端な高熱や、タトゥイーンでしばしば起きる砂嵐にも耐えられるため、多くの機械の乗り物よりもよっぽど信頼が置かれている。実際水分農夫は、荷物運搬用の動物としてデューバックを使用し、近隣の権力者やギャングの子分は、近、中距離用のパトロールに使用している。

 

タトゥイーンに群生するデューバック

[ストーリー]

『新たなる希望』:タトゥイーンに逃げたC-3POとR2-D2を捜索する際、サンド・トルーパーがデューバックに乗っている。モス・アイズリー市街でも、デューバックは認められた。

『ファントム・メナス』:タトゥイーンに不時着したロイヤル・スターシップの横に、デューバックが群生するワンカットがあります。自然に棲息するデューバックでしょうか。非常に美しいカットです。ただ、『新たなる希望』でトルーパーが乗っていた生物であるということを知らないで、このシーンを見ても、感動はないでしょう。

 

[コラム]

タトゥイーンの水分農場の農夫がモイスチャーバポレーター(水分凝結器)の見回りに使っていたので、パトロール・デューバック(デューバックは露戻しという意味)という名前がついたと考えられる。

 
 

カークーンの大穴に生息するサーラック

SARLACC
サーラック

主な生息地:タトゥイーン

針のように鋭い歯と大きな口を持つ雑食の多数の触手を持つ生物で、惑星タトゥイーンのデューン・シーの荒野にあるカークーンの大穴と呼ばれる深い砂の穴の底に棲む。獲物を待ち受けるサーラックの大口は、ほぼ開口した状態で2.5メートル以上ある。鋭い尖った歯が三列に並び、獲物を内側に捕獲するために、歯は全て内側に向いている。不運な犠牲者をその触手で捕えて、粘液におおわれた口に引きずり込む。その消化液が食物を完全に消化するのには1000年以上かかり、犠牲者はサーラックの体内でゆっくりと苦痛を味わいながら死ぬと、もっぱらの噂になっている。邪悪なジャバ・ザ・ハットは、しばしば敵を始末するのにサーラックを使う。

 

[ストーリー]

『ジェダイの復讐』:ジャバ・ザ・ハットに捕らわれた、ルーク、ハン・ソロ、チューバッカの三人は、サーラックのいるカークーンの大穴に突き落とされそうになる。ランド・カルリジアンの助けもあり、危機一髪のところを逃れ、レイアはジャバ・ザ・ハットを殺す。しかし戦闘のさなか、バウンティ・ハンターのボバ・フェットは、突き落とされてサーラックの大口に呑み込まれる。

 

[コラム]

ボバ・フェットは、サーラックの大口に呑み込まれるが、ボバ・フェットはそれで死んでしまったのか?オフィシャル・ホーム・ページのボバ・フェットの項目を見ると、「サーラックの口に落ちる。」と書いてあるが、それで死んだとは書いていない。のみならず、「Or is he?」と書かれている。これは、「Or is he alive?」の略であろう。すなわち、「ひょっとして、彼は生きているかもしれない。」という意味になるだろう。

ルーカス・フィルムの公式見解としては、サーラックにバボ・フェットは落ちたが、死んだかどうかはまでは不明であるということだ。ボバ・フェットのファンの方は、このシーンを見て、必ずしも落胆しなくても良いだろう。スピンオフ小説の世界では、ボバ・フェットはサーラックから脱出し、その後も数々の戦いを行っている。ボバ・フェットは後に、「サーラックも俺を消化できないと思ったらしい」と、うそぶいたようだ。

 
 
ランコア
ルークに襲い掛かるランコア

RANCOR
ランコア

身長5〜10m程の巨大肉食爬虫類。人間の居住環境に生息する肉食獣では最大。汗腺がない為過酷な労働を行うと体温が上がり過ぎてしまう。その為体を冷やしてあげないとならない。野生で繁殖しているものから悪趣味な恐ろしいペットとして飼育されているものまで、銀河の様々なところで不規則に見ることができる。バンサと同じように何十もの惑星の環境に自分たちを適応させた生物である。

高さ10〜12m以上とより大型で、道具を使うことが出来る知性持った個体が、隔離された草原惑星ダソミアで大量に繁栄している。彼らは太い金属のワイヤーで編んだ保護ベストを身につけている。ベストにはストームトルーパーの装甲服の一部が繋いである。ダソミアの各部族では女戦士達がランコアを馬がわりに使用している。ランコアの祖先がダソミアの魔女に会ったキッカケは、病気の雌が魔女に癒してもらったから。その魔女はそのランカーに乗るようになり、ランカーの言葉を話せるようになった。ランカーに乗った魔女は昼間でも良く見える鋭い目で獲物をたやすく探し、そのランカーは群れの長になり、他の群れは滅びたが彼女の群れは栄えた。その当時、ランカーはまだ槍や網のような役に立つ武器の作り方を知らなかった。甲冑で身を守るすべも知らなかった。こうした偉大な知識を与えてくれたのは魔女達だ。だからランカーは魔女を愛し、彼女達に良く仕えなくてはならない。例えそれが荒れ野を進めとか、闇の魔女と闘えという理不尽な頼みでも、柔順に従わなくてはならない。しかし闇の魔女には酷い扱いをされ、ただの奴隷のように扱われるため、ランコアは闇の魔女たちを嫌っている。

また、このサイズの動物の繁殖には大規模な施設と膨大な資金が必要なため、どこかの惑星に星全体を埋め尽くすほどのランコア原生種が生息している可能性もある。

ランコアは極めて獰猛。その爪は獲物をずたずたに切り裂くことができ、巨大な口は人間でも丸ごと飲み込んでしまう。また、ぶ厚い強靭な皮膚はブラスターなどの大抵の携帯用エネルギー兵器の攻撃でもびくともせず、中型兵器を使ってもたいした効果は望めない。原産地は不明。ジャバ・ザ・ハットも数年間ランコアを飼育していたが、彼もその起源を厳重な秘密にしていたことから、ハット人が遺伝子操作で作り出したミュータント獣だという説もある。ジャバが宮殿地下で飼っていたランコアは体高5.5メートルだが、まだ完全には成長しきっていないらしい。これはジャバの側近であるビブ・フォーチュナとバイドロ・グワーヴが,ジャバへの贈り物として連れてきたもの。ビブはその後執事となり,グワーヴはランコアの最初の生け贄となった。ジャバは気に入らないものを容赦なく宮殿の地下に突き落とし,ランコアと戦わせて,その光景を眺めることを大きな楽しみとした。

 
 

イオピーで移動中のクワイ=ガン・ジン

EOPIE
イオピー

タトゥイーンで家畜用として普及している動物。やわらかい鼻と、白い毛が特徴。身長1.75メートル。運搬や乗用に使われる。早く移動できるわけではないが、長距離を歩くことが出来る。また、砂漠に適した進化を遂げ、イオピーは食べ物や水をほとんどとらずに生活できるらくだみたいな性質をもっている。とても頑強で、性質はやや無愛想。

子どものイオピーは砂漠において非常に弱い上に、親より頻繁に食べる必要がある。赤ちゃんはしばしば肉食獣の餌食になる。

野生のイオピーは群れを作って行動する草食動物である。長い鼻を使って草や苔を食べ生活している。イオピーはおよそ6標準年で成熟、寿命は大体90標準年(長生きだ)。農民は年老いたイオピーに雑草を食べさせて、水を収穫する。また、イオピーの出すミルクは栄養価が高いらしい。

 
 

トーントーンを駆るルーク

TAUNTAUN
トーントーン

主な生息地:ホス

飼いならすことが容易な爬虫類に似た生物で、灰色がかった白い毛に覆われている。トーントーンはしばしば「雪トカゲ」と呼ばれる。野生のトーントーンは氷の惑星ホスの凍った荒地を歩き回り、地衣植物を食べる。しかし、トーントーンは元来強情な性格だが、鼻息の荒いトーントーンを飼いならして、乗用にすることができる。反乱軍がホスにエコー基地を設置していたときは、乗用あるいは荷物運搬用に利用されていた。その厚い毛皮はかなりの低温まで保護してくれるが、ホスの夜間の極寒には耐えられず、寒さをしのぐ場所を探さなくてはいけない。赤道付近のツンドラ地帯には多数の群が存在し、日中にトーントーンの群が氷と雪の原野を走り抜けるのを見ることができる。

 

診察を受ける重傷を負ったトーントーン

[ストーリー]

『帝国の逆襲』:氷の惑星ホスをルーク・スカイウォーカーは、パトロールするが、その時に乗っていたのが、トーントーンである。しかし、ルークはホスの極寒の夜が迫っても、エコー基地に帰還しない。それを心配したハン・ソロは、やはりトーントーンに乗って、ルークの捜索に向かう。ワンパに襲われ重傷を負ったルークを発見するハン・ソロ。寒さに強いトーントーンも、疲労と寒さのために、倒れてしまう。ハン・ソロはライトセーバーで、トーントーンの腹を裂く。ハン・ソロは言う。「なんて、臭いだ。」ハン・ソロがシェルターを組み立てる間、その猛烈な悪臭ただようトーントーンの体内にルークを押し込み寒さから保護するのだった。

 

[コラム]

トーントーンの内臓は、かなりの悪臭を放つようである。その中にいた、ルークはさぞかし臭かったであろう。トーントーンの鼻の穴は四つあり、ユニークです。

 
 

ルークを襲撃しようとするワンパ

WAMPA
ワンパ

主な生息地:ホス

氷の惑星ホスに棲む生物で、捕獲されることは珍しくほとんど伝説となりつつあるワンパは、身長2〜3メートルの肉食動物で、一生のうちのほとんどを単独で生活する。強力な爪と鋭い牙をもつ二脚歩行の捕食者は、その毛皮はホスの凍りついた平原の保護色となり、その獲物は手遅れとなるまでワンパの接近に気付かない。ワンパは主にトーントーンを捕食するが、獲物を求めて不毛の大地を百キロメートル以上も移動することがある。捕えられた獲物、例えばたまたま出会ったヒューマノイドなどは、ワンパの洞窟に必要となるまで、生きたまま吊るされる。ホスの戦いに先駆けて、エコー基地周囲をパトロールしていたルーク・スカイウォーカーは、ワンパに遭遇した。

 

[ストーリー]

『帝国の逆襲』:氷の惑星ホスをパトロール中のルーク・スカイウォーカーは、トーントーンに乗ったまま、ワンパの強烈な一撃をくらいます。ワンパの洞窟まで引きずられたルークは、ワンパの洞窟に逆さに吊るされた状態で、意識を取り戻します。ルークの重要な武器であるライトセイバーは、彼の手よりも数十センチ下に落ちて手が届きません。その時、ルークのもとにワンパが襲いかかろうとします。フォースの力でライトセイバーを手元に引き寄せたルークは、間一髪のところでワンパの腕を切断し、命からがらワンパ洞窟を脱出するのでした。

 

[コメント]

ワンパに関連して興味深いエピソードがあります。『帝国の逆襲』の本編ではカットされましたが、反乱軍のエコー基地を一匹のワンパが襲撃するシーンが撮影されていました。その名残として、ホス基地の滑走路近くで、医療用ロボット2-1Bが、重傷を負ったトーントーンを診察しているカットが残っています(写真参照)。ハン・ソロが、基地に戻らないルークを捜索にでかけようとするところで、ハンが倒れているトーントーンをちらっと見るカットも本編に残っています。カットされたシーンで、トーントーンの犠牲は出したものの、反乱軍はワンパを生け捕ることに成功します。そして、基地内の一室にワンパを閉じ込めておくことにします。そして、その部屋の扉を間違って開けないように、扉に危険を意味する黄色地に赤いマークを貼り付けておきました。その後、帝国軍の強襲にあい、反乱軍は壊滅的な打撃を受けます。エコー基地から撤退する反乱軍。ハンとレイア、そしてC-3POも、脱出しようとミレニアム・ファルコンへと向かいますが、その途中3POは危険を意味するマークを剥がしてしまいます。エコー基地を制圧した帝国軍。ワンパが閉じ込められていることを知らないストームトルーパーは、その扉をあけてしまい、ワンパを放してしまい大変なめにあいます。いかにも3POらしいウィットの効いた行動です。

時間的な都合でカットされたと考えられますが、非常におもしろいシーンなだけに残念です。しかし、重傷を負ったトーントーンという、ワンパが襲撃したという証拠が、映画内に残っている以上、スター・ウォーズの世界の中で実際に起こった事件と考えていいでしょう。このエコー基地内に捕獲されていたワンパは、うれしいことにセガ・エンタープライゼスのアーケードゲーム「スター・ウォーズ・トリロジー・アーケード」で再現されています。

 

ダイアノーガの潜望鏡のような眼

DIANOGA
ダイアノーガ

主な生息地:デス・スター

デス・スターのゴミ処理区画に棲む生物。潜望鏡のような大きな眼とタコのような吸盤のついた7本の触手を持つ。

 

突然触手に襲われるルーク

[ストーリー]

『新たなる希望』:デス・スター内で、ストームトルーパーの追撃を受けたルークとレイアたちは、ゴミ処理区画に逃げ込みます。そこで、ルークは突然、巨大なタコの触手のようなものに巻きつかれ、汚水の中に引き込まれそうになります。その触手の持ち主が、ダイアノーガです。しかし、ダイアノーガは突然退散してしまいます。その理由は・・・・。

[コラム]

ダイアノーガの顔(といっても目だけですが)は、一瞬しか登場しません。あとは、触手だけです。では、ダイアノーガはどんな全体像なのでしょうか。昔、リトルファルコン内で、ダイアノーガはどんな姿をしているのかということが、議論になったことがあります。現在では、ダイアノーガのフィギュアが発売されて、巨大なイカの頭に一つ目の顔がついてような全体像が提示されていますが、これが正しいのか分かりません。観客にイメージ(想像)させる余地を残しているというのは、スター・ウォーズの魅力の一つでしょう。

 
 

ファルコン号を襲うスペース・スラッグ

SPACE SLUG
スペース・スラッグ

主な生息地:アステロイド(小惑星)

体長は最大900メートルまで成長する長虫様生物。惑星ホス周辺の巨大なアステロイドの深い洞窟内に棲息する。ある宇宙海賊は、これらの巨大なスラッグを、自分たちの基地や隠した宝を守らせるために増殖させていると、長い間噂になっている。スラッグは硬く、実際大気のない状態で生存することができる。シリコン生命体であるスラッグは、岩を砕き、鉱物成分を摂取することで、長期間生存できる。

スペース・スラッグはマイノックとして知られる寄生虫に寄生されているが、時にはマイノックを捕食することもある。スペース・スラッグの身体は、商用に取引きされる場合がある。スラッグは身体を二つに分け、分裂によって増殖する。

 

[ストーリー]

『帝国の逆襲』:ミレニアム・ファルコン号に乗ったハン・ソロとレイアの一行は、帝国軍の追撃を振り切るために、アステロイド(小惑星)・ベルトに突入する。そこで巨大なアステロイドにあった洞窟の中に、ミレニアム・ファルコンを留める。発射したブラスターが壁に当たった瞬間に振動が起きたのを見て、ハン・ソロはピンときた。そこは洞窟ではなく、スペース・スラッグの体内であった。あわてて、ミレニアム・ファルコンを発進させるハン・ソロ。スペース・スラッグの口が閉まる、間一髪のところで、彼らは脱出に成功する。

 

ファルコン号のコックピットに張り付いたマイノック

MYNOCKS
マイノック

主な生息地:スペース・スラッグの体内

黒い皮状の飛行生物。宇宙空間にただようシリコン質のプラスチックを捕食してエネルギーとしている。群れで移動する場合の典型的な方法は、吸盤を用いて通過する宇宙船にはりつく。その場合すみやかにマイノックを排除しなくては、宇宙船に大きなダメージを与える。マイノックは星間放射線によって栄養を得て、シリコンと他の鉱物を小惑星やその他の宇宙空間の岩石の破片から吸収する。マイノックが十分に吸収した時、二つに分裂する。マイノックは全宇宙に広がっており、宇宙船パイロットから疎まれている。

 

[ストーリー]

『帝国の逆襲』:ミレニアム・ファルコン号に乗ったハン・ソロとレイアの一行は、帝国軍の追撃を振り切るために、アステロイド(小惑星)・ベルトに突入する。そこで巨大なアステロイドにあった洞窟の中に、ミレニアム・ファルコンを留める。発射したブラスターが壁に当たった瞬間に振動が起きたのを見て、ハン・ソロはピンときた。そこは洞窟ではなく、スペース・スラッグの体内であった。あわてて、ミレニアム・ファルコンを発進させるハン・ソロ。スペース・スラッグの口が閉まる、間一髪のところで、彼らは脱出に成功する。