R2-D2

R2-D2は、一見すると何の変哲も無い典型的なR2ユニットである。しかし、R2には勇敢さという類まれなる個性がある。彼の初期の任務の1つはナブー・ロイヤル・スターシップの乗員だったが、この典型的なR2ユニットはそこで幾度となく自らの前代未聞の度胸を示してきた。R2は主人に忠実に仕えるが、与えられた指示が常に自分の考えと一致しているわけではなく、自分の策が最善だと感じれればそれを優先する。

だが、R2がこうしてトラブルに巻き込まれることはほとんどない。さらには、彼の機転は革新的で機知に富み、彼が選んだ行動は大概にして絶対的に正しい。何年もR2の主人を務めていた人物のなかには彼の判断を信じて疑わない者もいるが、もちろんR2自身は謙虚な姿勢を崩さず、他人に自分の意見を押し付けようとはしない。 R2の相棒である黄金色のプロトコル・ドロイド、C-3POは、この小さな青いドロイドを極端に自己中心的な鉄屑だと考えている。だが、R2は3POの苦言の大部分を友人同士の取るに足らない冗談だと思っている。事実、彼は相棒のプロトコル・ドロイドが自分の度胸に対抗してスクラップになる光景は見たくないと願っており、3POが時折見せる大胆な試みをひどく心配しているのである。

 
 

C-3PO

タトゥイーンの奴隷だったアナキンによって造られた通訳専門のプロトコル・ドロイド。3POは人間とドロイドの仲介役に特化してプログラムされたドロイドであり、多くの危機的状況でその本領を発揮する。生物の言語、機械の言語を問わず、600万以上の銀河言語に精通し、種族間の通訳ではいつも重要な役目を担う。スピーチ・ボキャブレターを備えているため、通訳の内容や礼儀作法に関する一言、人生一般に関する自分の意見などを声に出して表現することができる。

また、目の前で起こっている出来事に対する否定的な見解を確率という形で表現することが多い。タトゥイーンを訪れたアミダラ女王の一行に随行していたR2-D2と出会った3POは、互いに相棒として長い冒険をともにすることになる。2人は暇さえあれば言い争いをしているが、人間の言葉を話せる分、3POが勝つ場合が多い。しかし、勇気と度胸ではR2に及ばず、また、おしゃべりなことを嫌われ、大事な計画も3POだけには打ち明けられないことが多い。アナキンによって造られた3POはやがてその息子ルークに仕えるようになり、スカイウォーカー家の長い歴史の目撃者となるのである。